CC.316.バーサク傭兵と軍隊格闘術【Chrono Chronicle】
Berserker mercenary and army martial arts
軍隊格闘術スキル
傭兵だから もしかしたら
ラーニングできるかもと
思っていたが 運よくというか
スキルを得ることができた
よし だが
それなりに ダメージあるし痛い
自己自動回復があるから
じょじょに回復はしていっている
「 クロノ様 今回復を 」
「 いや 今回復アイテムは
ちょっと待ってくれ 」
なぜという感じで 動きが止まる
「 不思議に思っているだろう
もちろん 回復あると助かるが
体の感覚を 今は重視したい 」
そう伝えると
引きさがってくれた
ダメージや痛みがあるなか
もとからある 自分の
体術スキルも戻しておき
軍隊格闘術スキルを 有効化
体を動かしてみる
うん
「 サキュバス
再開しよう さっきのように
一巡で終わるぞ 」
サキュバスは 傭兵に
指示を出す
傭兵は またやるぞと
バーサク状態で
さらに意気込んでいる
さて 再スタートだ
私は 傭兵に襲いかかる
最初の勢いがあり
そのまま 優勢に
近接格闘に入る
なんとなく頭でわかり
体を動かす 多少
もたつく感じがありつつ
軍隊格闘術を扱えている
相手の傭兵は 軍隊格闘術に
すこし焦っているが
ヒートアップしていく
シュッ ダッ
傭兵の攻撃を回避して
反撃の蹴り
傭兵が 吹っ飛ぶ
「 サキュバス 次 」
次の傭兵が襲う
ガッ ダン
なかなかに重い攻撃
受け 避け 反撃
たまに 攻撃を食らう
うぐっ
もっと早く もっと反応を
と意識しながら
ダメージを受けたり
攻撃がかすりつつ
戦闘を重ねる
「 次 」
傭兵たちの雰囲気が変わる
半ばバーサク状態だが
今までの 軽い感じから
ビリっとした感じになっている
まだまだ いけるね
そう思いながら
また そう心の中で
問いかけながら
格闘する
「 次 」
勢いづく傭兵
バシバシッ ドス
耐えながら後退する傭兵
追撃
ダッ バシバシッ
パシッ ガッ
傭兵は 浮いた瞬間すぐ
投げ落とし 地面に打ち付ける
膝でおさえ 手刀を
喉元に 突き立てる
「 次 」
ザザッ
目つきをギラつかせた傭兵
パンチ 蹴り と
繰り出す
こちらも応戦する
バシバシッ
フェイント さらに避け
さらなるフェイント
攻撃の質が変わってくる
さらに いままで
なかった技も出され
攻撃を受けダメージを喰らう
「 ぐはっ 」
やられたと思いつつ同時に
なるほど
まだまだ 技ややり方が
あるんだね
先の一巡のときは
全力であったとしても
全技が出る前に
私がやられていたという
ところかな
私は 体勢をととのえ
格闘戦を続ける
さらなる技を受け
ダメージを負いながらも
果敢に攻防する
最後の傭兵と
戦闘終了の頃合いに気づく
よし
「 ここまでにしよう 」
そういって 二巡目を終えた
さすがに ダメージがある
神水エリクシールを と
そう考えたがやめて
かるく手当に調整した
ヒールを 自身にかける
これで 体の感覚は残る
完全回復も考えものだなと
微笑んだ
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