願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

219.原野の迷宮へ初侵入者【Chrono Chronicle】

First intruder to wilderness dungeon

魔力消費が 続けてあったこともあり

少し疲労感がある 休もうかな

そう思っていたところで

- マスター 原野の迷宮のところで

 警報音が作業しています 

 どうやら 何者かがあらわれたようです -

招かねざる者が来たみたいだ

 

- わかったよ リリン でもしばらく

 待ってほしい -

そう伝える 原野の迷宮があるから

少しの時間は持つだろう

今 気づいたのは リリンが最初だろう

リリンは 情報のつながりがあるからわかるが

他の者には 情報伝達で誤差がでるかも

できたら 防衛情報は共有して この誤差は少なくしたい

そうだ この世界に居る者用のステータスカードに

防衛システムとの 情報をさらに接続して

さらに もっとわかりやすく機能を修正しておこう

そう思い ステータスカードを 少し修正していく

よし 簡単な警報音とメッセージがでるな

- では 管制ルームへ行くよ リリン -

- イエス マスター -

転移で移動する

 

管制ルームでは 防衛システムの警報が作動している

それらを コントロールしていく

映像をみてみると

ルティと ディオ が東屋近くにいる

ふたりとも早いな

音声を接続してみる

「 ルティ ディオ 早いね

 そちらの状況はどうだい ? 」

ディオが はっとして 答える

「 先ほど 連絡が終わり 主のもとへ

 帰還しようと思っていたところ

 原野の迷宮付近に 何者かの気配を 感知しました 」

「 我も 空を飛び回っていると 気配がしたから

 来たみたぞ あるじー 」

「 私もルティ殿も 向かう途中で 合流するかたちと

 なっています 対象は 一人の人間のような者

 今は 迷宮にハマっている模様 そして

 現われたであろう 場所には わずかにその残滓があります 」

「 ありがとう 私もすぐ転移する 待機しててくれ

 その者は事情聴取する必要があるから 生け捕りする あと

 その者以外がいる可能性もある 周辺警戒をしていてくれ 」

「 御意 」

「 わかったぞ あるじ 」

 

その者は 一人で現れて 見えない原野の迷宮に入りこみ

迷宮から出られない状況 といったところかな

多分今は焦って迷っている段階 これで変な行動がでないとも

限らないから 迅速に処理しないとな

- リリン 君は念の為に 次元城の防衛を -

- イエス マスター -

私は 原野の迷宮の東屋のマーキングを確認

転移

 

原野の迷宮 東屋のところに現れる

ルティ ディオの 近くから その者へと向かう

ルティもディオも 付き従ってくる

原野の迷宮近くで 浮いたまま止まる

迷宮は ルティやディオでも 障壁となっている

だが 私には 迷宮として活用しながらも

無効化することができる なので

迷宮にハマった侵入者に 干渉することができる

 

右手に糸銃フィーンがあり

ビシュ ビシュ と撃つ

ひとつは 侵入者を 捕縛

もちろん 状態異常をかけている

もうひとつは 侵入者が現れたであろう場所の

残滓に念糸を撃つ この念糸で

情報をさらに取得するつもり

よし どちらもうまくいったみたい

「 他に 侵入者や異変は 」

「 ほかに誰もいないぞ あるじ 」

「 はい 敵影も異変もないかと

 おそらく この者は斥候か何かのように思われます 」

侵入者を見る

念糸で 口や手や行動を封じている 状態異常も

いくつか効いている すでにぐったりで意識もないだろう

身柄は 糸で手元に引き寄せる

 

- リリン もう大丈夫だ -

- 承知しました マスター -

「 ルティ ディオ 一旦東屋に行こう 」

「 御意 」

ディオが そばにひかえてくる

ルティは 捕縛された侵入者をみている

「 持っていくか ルティ 」

「 いいの じゃあ そうする 」

身柄を渡すと ルティは 身柄をぶらぶらさせている

ルティには おもちゃ扱いなのかな

 

 


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