願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

196.ルティと初バトルで新剣技【Chrono Chronicle】

New swordskill in the first battle with luty

「 ルティ 私とバトルしようか 」

対戦相手として

聖導師はもちろんだが クロエにアリスも ない

ユリィーやディオだと 派手になりそうな気がする

その他になると ハチャメチャになりそうだ

ルティ本人も いま戦闘意欲があるのだろうから

私が 相手がいいのかもしれない

「 おお 主でいいぞー やろう 」

聖導師と ディオが こちらを気遣っているようだ

私は まぁなんとか大丈夫だと 暗に伝える

 

「 ルティ バトル形式を決めるよ 」

「 いいぞ 主ー 」

「 では バトルは 一撃モードで行う

 一撃モードとは 一撃を与えた者が勝利者となる

 一撃とは しっかりした一撃 クリティカル攻撃

 不意を突いた狙った一撃 弱点への的確な攻撃 大ダメージ攻撃

 などのようなことだ

 かすり傷や 軽い攻撃 まぐれ当たりの攻撃

 払いや弾く攻撃 のけ反らせる攻撃 転ばせる攻撃

 等は除外とする

 もちろん 即死攻撃 深刻なダメージ 後遺なダメージも

 だめだよ 」

「 えー もっとバシバシやりたいけど いいよー 

 一発 ぶち込めたら いいんだよね 」

「 うん まぁ そうだね」

ディオが動こうとしているが 落ち着いてくれと笑顔を向ける

 

「 私に ある策がある それが上手くできたら

 私の勝ちだな 」

「 言ったな 主よ

 我は素手でいくぞ 主の得物は何にするのじゃ

 なんでもいい 先に私の一発入れる

 主の策であったとしても 受けて立つぞ 」

可愛らしくいるのに 獰猛な戦闘の気配

「 クロエ アリス 剣を遣わせてもらうよ 」

クロエとアリスがコクリと頷き 星空の剣を手にする

星空の剣たちも応えている 二振りを手元に引き寄せる

いま所有者として 戦闘での剣の感覚も知っておきたい

剣を片手剣状態に戻して 両手にそれぞれ握ってみる

ルティも 星空の剣をみて ほぅと感心しているようだ

「 ディオ 審判役を頼めるかな 」

「 はい 我が君 審判役務めさせて頂きます 」

 

鍛練場で ルティと対峙する

「 はじめ 」 

ルティが動く 速い ナックル状態の拳だけでなく

拳の爪のようなものでも攻撃してくる

それを剣で受けつつ避ける

こちらも 剣を振るう 拳や爪などではじかれ なんなく躱される

口元に微笑みを浮かべながら さらに攻撃を仕掛けてくる

私は 応戦や反撃を試みる 

何合か 打ち合い 防ぎ避け合っている

星空の剣はよい剣だ だが 剣のことまで余裕がないのも事実

確かな一撃を受けていないが それでも

かるめの攻撃や 攻撃がかすることが 少ないが受けている

「 主よ 何か制限をかけているのか

 もうちょっと 強くいくぞ 」

わかっていて 準備運動のように 付き合ってくれている

二刀流で 戦闘を駆ける

 

ルティに攻撃を満足に当てられない

戦闘技術が高く スキがない さすがに強い

よし やってみるか そう思うと

気配を察したのか ルティが間をとって見ている

 

息を一つ入れ 剣を強く振って構える

そこから 剣を振り剣撃を飛ばす

飛ぶ斬撃さらにそれに追従していく

ルティは 臆せず勝負所だとして臨み

飛ぶ斬撃越しの私に 気迫を込めて突進してくる

飛ぶ斬撃に 2つの剣撃を 重ねて攻撃する

ルティは それらの攻撃を バシンバシン バシーンと

打ち破って見せた それだけでなく

さらに 背後をとりニヤリと微笑う

ドカッ 背中に一撃が決まる

 

「 がっ なっ 」

ルティは 一瞬 痛みと困惑の声がもれた

「 それは 次元刃だよ ルティ 」 

 

 


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