願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

CC.266.死地に送らないが戦禍が免れないなら【Chrono Chronicle】

I’m not going to send it to the dead place, but if I can’t escape the war

ええい もういいだろう

そう言って ルティを振りほどく仕草

 

「 えへへ 」

といいながらも 満足したのか

くるくる回りながら 離れる

 

サクラも かるく笑いながら

ハッとして離れていく

 

クロエとアリス ユリィー も近づいてくる

先ほどの不機嫌な感じは

あまり残しておらず 彼女達は

納得しているように 談笑してはじめる

 

たのしそうにいてくれるのが一番だね



鍛練場に メイドとバトラーの数名が

スライムとともに 入ってくる

 

ユリィーが スライムだと

驚いているが 他の女性達から

大丈夫ですと 言われている

カードで情報をみてくれていたんだ

よかった

「 そういうことだ

 よろしく頼むね みんな

 スライムはほかにもたくさんいるし

 これから もっと増えたり

 変化する ことがあるから

 そこも よろしくお願いしますね 」

 

メイドとバトラーたちは 

鍛練場の 状況把握しているようだ

ところどころ 壁が壊れているからな

やばい 早めに修復しないと

そう思っていると あるスライムたちが

活発に動き出す

 

壁や床の 破壊痕を修復していってる

おお こんなことができるスライムが

いるのかと 思うと

「 こんなスライムもいるのですね 」

と ユリィー

「 私も 今知ったところだ

 スライムは ベースとなるスライムは

 状況や環境などに適応しようとして

 進化する傾向があるようなんだ

 なので 何が変化のきっかけになるか

 わからないので 特殊な動きもあるから

 見守っていればいい

 少し自由に放っておくぐらいが

 いいのかもしれないね 」

「 承知しました マスター 」

ほかの女性達も 同様にうなずいている

 

こっちのスライムは 何をしているのかな

うぅ 血を吸っているのか

おびただしい ルティの血があったから

それに興味を持って 吸っているのか

舐めているのか わからないが

きれいに していってくれている

有難いが 初見だと恐いという

感情が先行してしまう

嬉々として 吸血しているスライム

 

他のスライムが 私に近寄ってくる

今度はなんだろう こわがりつつ見ると

ポヨポヨと 水玉 を差し出している

よくみると 回復の水だ

低位回復水薬 下位回復水薬

となっている

おおぉ これはすごい

神水エリクシールの回復力に

比べれたら 隔世の感だが

これはこれで重用できる代物だ

スライム自身で 生成した回復薬

これがあれば 回復手段が増える

かるい傷などに

大量に準備したり 気軽に使用できるようになる

 

「 いいぞ 」

スライムに応える

回復水玉を受け取り すぐカード化する

うん うまくいった

これで 回復水玉のカードができた

同じように 回復水玉が出せるスライムが

自分も自分もと 差し出してくる

私はそれを 次々に受け取り カード化する

 

生成が 終わったのを確認して

彼女達にも分ける

「 はい これ

 みんなもそれぞれ持って居てほしい

 君たちが傷ついてほしいわけでは

 ないけど 傷つくこともあるかもしれないし

 簡易な回復なら これで間に合わせてほしい 」

彼女達の 全部が全部 守り切れるだなんて

思えない事態も起こり得るし

そうもいえないな と でも

気持ちは そう言いたいけどね

「 あと サクラには カードを

 多めに回復水玉のカードを渡します

 そして また後ほど 各種カードを渡しますね 」

「 わたしが カードを ですか? 」

サクラが キョトンとしている感じ

 

「 サクラに たくさんカードを

 渡すのに 何か理由があるのね 」

アリスが そう言ってくる

「 あぁ なんとなくだけど

 サクラは カードの扱いが上手いと思う

 サクラ 以前カードを使っていた経験は? 」

「 いえ とくにないです 」

「 うん それでも カードの扱いが

 なんとなくできる適性があると思う

 なので 多めや各種カードを

 渡しておこうと考えた

 そこまで 貴重な代物でもないだろうし

 作成できるし いいかなと思う 」

「 ちょっ いえ いいわ 」

なにか言いかけた クロエだが すぐ黙る

何だろう

「 サクラには カードを使うことが

 良い手立てというわけね わかった 」

「 ということで サクラ

 防衛や 自衛のために

 カードを備えておいて欲しい 」

「 わかったよ クロノ君 」

了承してくれた サクラ

 

死地に送るつもりはないが

戦禍が免れないのなら

せめて何かできることをこうじないと

いけない だからこその

ひとつの切り札 戦いへの手立ては

あった方がいい

 

ほかにも アリスやクロエの

守護騎士のように 守護する存在が

いてもいいと思うが

これというアイデアがまだ思いつかない

まだ 焦らないでいいかもしれない が

気がけていよう



「 あの マスター

 先ほどの 戦闘なのですが 」

「 なんだい 何か気になったかい? 」

「 はい マスターやルティの使った

 わざを 使ってみたいのです 」

メイドとバトラーたちが

ピクリとした ような気がする

 

うーん ユリィーは

おそらく自分でも気づいているかもしれないが

「 多分 使えないだろう

 ユリィーは パワーとスピードで

 戦うスタイルがある

 気やエネルギーを扱うことは

 できない現状だろうな 」

アリスが 眼光鋭く

私を見ている

睨んでいるというような視線ではない

「 いえ ありがとうございます

 マスター 」

「 ユリィー 君は十分に強い 」

「 はい 」

気を操ることをできるように

なりたい のか はたまた

強力な技を欲しい といったこと

いや 熱心なだけに

それら両方かもな

忠心に もっと応えることができような

マスターにならないとな

 

スライムたちは 壁や床の

修復を終わらせている

自分が修復するより 時間はかかるが

修復をしてくれるのは 有難い

血を吸ったスライム ともども

それぞれの進化をしているみたいだ

 

 


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