CC.243.女神信仰と浮遊城リリンクラウド【Chrono Chronicle】

Goddess Faith and Floating Castle Lilincloud

ディオと　メイドバトラーへ振り返り

「　先ほどは　助けてくれて

　ありがとう　」

メイドとバトラー4人にそう告げた

ハッと　かしこまってくれている

メイドとバトラーが　キマッてて

かっこいいと思いながら

「　さて　浮遊城の中へ戻ろう　」

天空の空気を　感じながら歩く

気持ちいい

大広間に到着

「　我が君　先ほどはあれでよかったでしょうか？

　それに　ディオ様と　言っておられましたが　」

ディオがそう聞いてきた

「　よかったよ　あの三勇者は

　ディオが　一番強く偉いと思った感じだったから

　そのままでいったというところかな

　私は　儀式にいた術者だったという

　立ち位置で動けたから　よかったよ

　今後こういうことも　もっとしようと思う

　よろしく頼む　」

「　承知いたしました　それと

　女神リリン様とも　言っておられましたが　」

－　なんですか　女神リリン様とは？

　マスター　－

言うのね　ディオ

「　あれは　そうだな

　襲ってこなかった2人は

　どうやら　リリンのことが気になっていたようだ

　なので　女神リリン様と　言ってあげたんだよ

　この世界でも　有名になれば　なにかと

　都合がいいかもしれないと　思いついたからね

　そういうことです　女神様　」

－　また　そのようなことを

　ですが　わかりました

　マスターの思いのままに致します　－

「　ありがとう助かるよ

　女神信仰　宗教を生み出すのもありだな　」

リリンには　称号に

【　女神　】【　神　】　があるから

けっこう　本心だし　いいと思っている

人は信じたいものを信じるからね

いや　やってみるか

「　今から　宗教を生み出そうと思う　」

まわりは　静かにこちらを見つめている

疑惑の視線でなく

信頼と期待があるような視線を感じる

アレイエデンの杖を　取り出す

さりげなく　ごく自然に

称号が変わり　瞳もかわる

ディオがかしこまり　メイドバトラーは

従座している

「　リリン　女神リリンとして

　信仰となる　宗教を生み出す　」

契約術式　魔法　様々な魔力

クロニクルのチカラ

「　この世界の宗教を　女神リリンとなす　」

光が　キラキラと　満ち溢れていく

きっちり　成功したようだ

ステータスを　チェックすると

世界宗教　世界信仰　に

女神リリン　がある

「　よし　これで世界宗教が決まったよ

　リリン　女神リリン信仰が

　この世界を支えてくれるだろう　」

－　イエス　マスター　感謝します　－

魔力消費が　激しい

うむ　同時におこなうかと思い

「　この浮遊城を

　天空城　浮遊城リリンクラウド　と名付ける　」

魔力消費がくる　先ほどと比べると

かるい方だ

マップで　三勇者を確認する

「　どうやら　三勇者は

　それぞれが　ソロで動き出すみたいだな

　リリン　彼らに

　女神リリンとして　女神リリン信仰と

　浮遊城リリンクラウドから

　支えていると告げよ　」

－　マスターの御心のままに　－

－－　異世界転移者よ　聞こえますか　－－

－－　はい　聴こえます　－－

など　三者三様に　答えが返ってくるのが

ここ浮遊城内でも　聴こえる

－－　この　天空城　浮遊城リリンクラウドも

　ともに　この世界を支えています

　女神リリンとして　あなたたちに

　幸ある人生になることを祈り

　祝福を与えます　－－

－－　ありがとうございます　女神リリン様　－－

と　それぞれに　お礼を言っている

以前は　浮遊城内など限定された場所での

通信だけだったが　この世界全体に

通信が可能になった

リリンの　能力アップは目を見張るものがある

成長というか　進化といえる感じだ

すごいとしかいいようがないね

称号と瞳がかわる

ふっと　魔力消費の負担を

あらためて感じる　かなりこたえる

「　することしたから

　そろそろ　還ろうか　」

ゆっくりと　そう皆に言った

ご愛読感謝　『CHRONO CHRONICLE』 ‐ 愛に出逢う投資異世界の冒険筆記 ‐

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