願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

195.ユリィーvsアリスクロエ組の初模擬戦【Chrono Chronicle】

Yuliy vs Alice Chloe’s first battle

3人とも 防御を高めた装備をしている

ユリィーの方は まぁ大丈夫だろう

ふたりの方も装備をしているが ケガは少しするかも

心配はするが そこまで過度にしていない

 

さて 初手合わせ 初模擬戦闘 が はじまった

ひとつ 間があったが ユリィーから先に動いた

二人組は 緊張もあってか構えてはいるが

あまり動けていない感じがする

ユリィーは わざと大きな動きで牽制して

攻撃を仕掛ける

ふたりの 防御の隙間から

それぞれに 装備越しに拳で一打ずつ打ち込む

初手から 強めじゃないかな ユリィー

 

きみたちは 全員 女の子だよと

ちょっとハラハラする

「 これは手合わせでも戦闘です 厳しいですよ 

 それとも もう何もせずギブアップですか 」

「 やりますわ 」

「 えぃい 」

アリスは 痛みながらもこたえ

クロエは 痛みながらも短剣で刺突攻撃する

うむ 模擬戦は続行だな

ユリィーは 攻撃をかわしつつ足下を蹴る

なんとか転ばないようにと 踏ん張るクロエ

 

やはり 星空の剣の効果が発動しているかな

いまは短剣状態で 向上しているのが見てとれる

剣が確かにいいとしても 使用者本人次第なところがある

どの武器でも いえること

アリスも 短剣を構えて 攻撃を仕掛ける

ユリィーは 躱している

アリスクロエとも

いい意味で遠慮なく 攻撃を出し合っている

剣捌きなどはまだまだ ぎこちないないけど

体を動かすことに関しては 迷いなどなく

吹っ切れたようにみえる

 

えぇい やぁ これなら などの声が響き渡る

そして ユリィーが躱しつつ パンチを打ち込む

腕や足へと 攻撃したり 払ったりしている

痛い ぐっ などの 攻撃を受けて漏れる声も聞こえる

やっぱり痛いよねと思うが

心配している表情を 出ないようにして

模擬戦を見守る 

まだまだ 3人の気迫は十分みたい

私は 神水の用意をしていこうか

 

模擬戦は 思ったよりも続く 白熱しているな

あれ この感じ ユリィーも気がついてるみたい

うん よし

「 3人とも それまで 」

鍛練場に 声が通り 3人が見合わせ

ありがとうございましたと

それぞれが 礼をする

「 お疲れ様 これをどうぞ 」

私は 神水といくつかカードを

彼女たちの前に スゥと送り 歩み寄る

「 飲みながらでいい よい模擬戦でしたよ

 アリス クロエ よく動けていました よかったですよ

 もしよければ 今後もここで鍛練するといい 」

「 よかったわ また戦闘訓練しましょう 」

「 はい 是非 やりましょう 」

息切れや疲労感があっても

すっきりとしたアリスとクロエの 雰囲気がある

「 ふたりとも これからもビシバシいきますよ 」

ユリィーをみる

ユリィーは今回盾を使わない戦闘であり

ふたりへの攻撃は すべて装備越しだった

今後のダメージやケガのことも考えてくれていたのだろう

ユリィーはわたしが見ていることに気づく

「 ユリィーという

 いい守護騎士がいてくれて 本当に有難いよ 」

とユリィーに伝えた

ユリィーは 珍しく動揺しているようだ

アリスとクロエの影響からか 反応がある いいね

あわてながらも気を引き締めて

「 有難きお言葉 光栄です マスター 」

うん こちらこそだよと 首肯する

 

アリスとクロエは 休憩しつつ談笑中

ユリィーは 少し身構えているように動いている

さて 強い気配が もうすぐここへ着きそうですね

 

 


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