願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

145.カード化メリット

ユリィーが 普段用の服を着ているが

手に騎士装備を持っている

そういえば 荷物になるな

私自身は ストレージがあるから

手渡しで気づけばよかったのに

ミスったなぁ どうしたらいいものか

「ユリィー ストレージいや空間収納できるかい」

「わかりません できないと思います」

《空間収納はないと思います》

「うーん 聖導師もないと答えるとないのだろう

どうしたらいいかなぁ 平時と戦闘時と

けっこう咄嗟のことだからね

持ち歩くのは大変だし 装備しっぱなしだと

それもたいへんだ」

「普段から騎士装備致しましょうか」

「いや今後もどうなるかわからないから

ある程度解決というかもっといい方法を

採用したいな アイテムをどうにか

何か有効な手があればいいのに

あっ まてよ アイテム カード化

アイテムのカード化が あったな これだ

いけるかな」

以前アイテムのカード化できたけど

ストレージがあるから 別に大差ないと

思っていたけど 私以外他人でもカードを

扱えるようになれば 最小の荷物になり得る

やってみよう

「ユリィー 騎士装備をかしてくれるかい」

ユリィーから受け取り カード化する

ユリィーにカードを渡して

「騎士装備を出してみてよ」

「出すのですか はい マスター」

出せない うまくいかないようだ

どうしたらいいものか

《何かきっかけや仕掛けをされたらいかがですか》

―聖導師 なるほど それをやってみよう―

再度カードを受け取り カード変換化の鍵に

ユリィーの声や存在に

騎士装備が変換反応するよう

情報を上書きする また私の権限でも

可能としておく 今後のアップデートのためだ

どれどれと カードと装備品を交互に変換する

ユリィーに手渡しして 試すよう促す

ユリィーはカードを胸に抱くと

ヴゥンと騎士装備に着用状態になれる

声でも反応するのかと試している

戻れと言うと

カードは装備へ 装備はカードへ

どちらにも反応する ここはある程度

情報の幅が利いているのかな

「よさそうだね カード化でいいでしょ」

「ありがとうございます

これならいつでも臨戦態勢がとれます」

「その時はよろしくね けど無理しないでね」

空間収納やストレージ

アイテムのカード化など

私だけだったら その違いはそれほどでもないが

ほかの人からの視点だと大きな差になる

今後もどうなるか発展や制御を

考慮しないとね