CC.282.試し撃ちと褒美の機会【Chrono Chronicle】
Opportunity for trial shooting and rewards
アップデートした銃を 収納しようかと
いうところで ディオがいることに気づく
ディオは 入口付近で 礼を行う
その場で 様子を見ている感じ
作成しているからと気を遣っているのかな
そう思いながら
続けて作業することにする
クロエとアリスの要望のものをしようか
銃を収納して
これからの作成の思案をする
クロエが 錫杖と長弓だったか
イメージして念練成
錫杖 そして 長弓
よし
続いて アリスは
タクトだったか
イメージして念練成
指揮杖タクト
うむ
どちらのアイテムも
格段にすごい機能があるわけではない
ほんの少し補正が入るぐらいだ
まず慣れることがいいだろうと
思っている
これらを ストレージに収納
次に会った時にでも渡そう
終わったのを見計らったのか
ディオが近づいてくる
「 我が君の 生産は素晴らしい 」
「 ありがとう それで
何か報告なのかい
それとも提案や要望かな? 」
賛辞はありがたいけど
ちょっと盛っている感があるから
謙虚に受けつつ
何か別のことがあるかもしれないと
聞いてみる
「 我が君が よろしければ
さきほどの銃で メイド13
バトラー13 を相手に
褒美として
模擬戦闘の機会を頂きたいのです 」
「 ん? 褒美として だって?
罰やペナルティになったり
じゃないのかい? 」
「 罰やペナルティではなく
ご褒美です 我が君 」
うーん
本当に それでいいのかな
だが 以前から メイドやバトラーは
戦い気持ちというのを たまに感じてはいた
「 さらに強力になった銃を
試したいとは思われませんか? 」
んぅ
「 人体実 いえ 色々
試し撃ちをされてもいいのでは
ないでしょうか? 」
「 今 人体実験っていいそうに
なっただろう 人体実験はよくない 」
ディオは落ち着きながら
「 配下の者たちなら
そこそこ強く 死ぬことはないでしょう
銃のコントロールも
我が君が制御されると信じております 」
そこまで言っているディオ
「 わかったよ
上手くコントロールしよう 」
「 有難き幸せ
では メイドバトラーたち
全員に指示致します 」
全員って 何
そう思っていると
「 全員 戦闘希望しており
大変よろこんでおります
今 鍛練場に集合させています
あと ほかの皆様も呼び寄せ
主の凄さを見て頂きましょう 」
ニコッとしているディオ
「 今からね わかった
鍛練場に向かうよ 」
ディオが返礼する所作
転移
鍛練場に転移した
以前のルティ戦後の破壊痕は
もうなく きれいに補修させている
まもなく ディオも現れる
まわりに それぞれ武器を構えた
メイドとバトラーがいる
もうスタンバっている 早い
「 今回 我が君自らの
模擬戦闘なので このように
させて頂きました 」
メイドバトラーたちの
目つきがいつもと違う
本来のチカラは使用しないのだろうけど
やる気が漲っている
やっぱり 普段は戦闘することを
抑えていたんだろう
少しは発散させた方がいいのだろう
「 遠慮はなしだよ 」
そう声をかけた
メイドやバトラーの気配が
さらに高まっている
いつものトレーニングするときの
レベル感ではいけないなと感じる
鍛練場に 才蔵や忍者たち
リリンの気配 がある
多分 じきにクロエたちも
くるのだろうと思う
私も 気持ちを切り替える
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