願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

CC.269.初歩的な契約書の作成も疲れる【Chrono Chronicle】

Creating a rudimentary contract is also tiring

サッ サッ

カタカタッ

契約書の作成を ディオの提案のもと

粛々と 書き続ける

ワードボードを使い

フォーマットも作成もおこなう

巻物のスクロールに

手書きで書く 筆書のスキルで

半自動化のようにも作成

ときに ディオの厳しい監視が光る

途中からリリンも

マスタールームにいる

ディオとリリンは

時折 話し合いもしている

 

ディオは 威厳を持って 傍で

契約書や契約のスクロールを

チェックしている

書いていて思ったが

この世界のことや

侵入者の対応措置など

比較的といってはなんだが

基本的なことや

初級や初歩的なことを

書いている

 

ディオは 手元の契約書の

チェックし終え 

リリンも同様にチェックしている感じ

ダブルチェック体制だな



「 ディオ すこし

 休ませてもらえると

 助かるのだが 」

「 そうですね

 キリもいいことですし

 ここで一旦休憩を入れるのもいいですね 」

一旦か まだまだ作成しないと

いけないか

たしかに 書いていてわかる

重要なことだ

「 契約書や契約スクロール

 さすがの出来です 我が君 」

- 問題なくするために

 必要と思われます

 それに契約書 スクロールとも

 問題ないと思います -

「 うん そうだね 」

契約術だとしても

あまりに不利なことになると

契約術式として 無効や防止機能などが

起動するからね

それに感覚的にも 納得感がある

今のところ 問題はなし

なにかあっても 再度追記や書き足そう

破棄も可能だ

 

契約書や契約スクロールを

作成しなくても 自分的は

問題ないところがある

それは 『 クロニクル 』 のことが

理由にあるからな

だが

他の者にも よりよくできるには

それなりに 契約術で補助することがいい

契約術式で 契約書作成して

別ルートとして より確立しておくという

考え方は いいと思う

ディオやリリンが 推進するのは理解できる

契約力として

『 クロニクル 』 は上位別格だ

契約のすべて 契約の中心だな

 

「 我が君の 契約術は

 やはり素晴らしいです

 普通に書いておられますが

 そこそこ難易度はある方の書類を

 これほど書き進めることは 」

オーバーリアクション気味に

主をたててくれるディオ

うん これぐらいなら

もう少し難度が上がっても

スキル的に問題ないだろうとは思うが

それ以上の 高位の高レベルの

契約術式となると

また それなりの道具や魔力や代価が

必要になると感じる

 

「 しばらくは このような

 契約書をお願い致します

 さらに 高レベルの

 契約術式となりますと

 特殊なアイテムや代償が

 必要となります 」

- その意見に同意します -

ふたりとも 同じ意見か

しばらくしたら

契約術の筆書に必要な

アイテム収集や

代価関連の 行動が増えそうな気がする

大変そうな予感だ

 

いろいろ考慮することがあるが

目の前のことに集中するか

と気持ちを切り替える

聖杯と神水エリクシールを

取り出し 飲む

「 さて また書類作成

 していこうか 」

「 はい 我が君

 あと リリン殿から

 追加の契約書やスクロールも追加です

 お願い致します 」

リリンも 提案したみたい

さらに増えるのか

「 いいさ しよう 」

- ありがとうございます マスター

 契約チェックも させていただきます -

私は 書類と向かった



書類 スクロールの 作成を継続

書類によっては

承認の許可も必要なので

それも同時並行で おこなっていく

 

提案依頼の書類の 量が量だけに

一回で書き上げることはできない

できないと思う

「 ディオ さすが疲れるよ

 一回で全部は無理かな 」

「 はい わかっております

 都度都度 契約書作成を

 お願い致しますが

 よろしいでしょうか? 」

「 それで頼むよ 」

ディオは悪魔だ と溜息をつきそうになる

リリンとディオは

書類をチェックしながら

どこか愉しいんでいる節がある

 

書類作業は けっこう大変

肉体的な動きは少ないかもしれないが

体力をつかう

また 精神的にも疲労してきた気がする

契約術式にも 魔力消費を使うしね

だけど もう少し 書類作業をすすめよう

 

チェックを終えた ディオが

「 今リリン殿がチェックしている

 契約書スクロールの分が

 無事終わりましたら

 一区切り致しましょう 」

「 そうしてくれ 」

「 ディオもリリンも

 大変だろうから 」

「 お気遣いありがとうございます

 ですが 全然大丈夫です 我が君 」

- こちらも作業継続に関して

 まだまだできます -

ふたりが

優秀なのはわかったよ

 

「 ありがとう

 リリンの書類チェックが無事終わったら

 私は 少し休もうと思う 」

「 承知致しました 我が君 」

- マスター チェック致しました

 問題ないです -

「 よかった 」

これで休めるかな と思っていると

すると リリンが

- マスター 侵入者の可能性

 神聖都市のある世界に

 侵入する存在の可能性があります -

そう警告してくれた

侵入者だと

だが この世界ではない か

「 リリン 情報収集してくれ

 ディオ 防衛体制強化と

 戦闘になるかもしれない 準備を 」

ハッと応えるふたり

休むどころではない

今度は 一体 何者だ

 

 


ご愛読感謝 『CHRONO CHRONICLE』 ‐ 愛に出逢う投資異世界の冒険筆記 ‐

www.投資家.com OriginRegression   Welcome twitter【www.投資家.com official】