願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

CC.261.魔法スライム【Chrono Chronicle】

Magic slime

術巻物を作成できた

才蔵ら忍者集団に 渡せればOKだな

これで 忍びの行動の選択肢が

増えていけばいい

防衛力強化になるし

潜入や調査 戦闘になっても

手数のひとつに なってくれるだろう



魔法に驚いていた一部スライムたちの

なかから 数十匹のスライムが寄ってくる

さきほどの 魔法が

なんか珍しかったみたいだな

「 なんだ また見てみたいのか 」

そう聞くと ブルブルふるえて

やってほしいと懇願しているようにみえる

 

手を振って 魔法で小さな火を出す

あるスライムが よろこんでいるようだ

やはり 個体差があるんだな

火に興味があるスライムか

珍しいなと思っていると

突然 そのスライムが

火に 飛び込んできた

 

「 うわっ 」

飛び込んだスライムは

火を浴びて 体が溶けていってるようだ

どういうことだ

自分から火にあたりにいくなんてと

あわてて 消火しないと と思っていると

スライムは 火に溶けながらも

必死に取り込んでいるような感じだ

 

もしかして このスライムは

火をものにしようとしているのではないか

と そう感じる

スライムからも ものにしようとする

気迫が感じられる

まわりのスライムは

ソワソワしているスライムもいれば

静かに見守っているようなスライムもいる

火と 悪戦苦闘しているスライム

じょじょに火に溶かされてもいるが

火を喰っているようにも 見える

あがきもがいている

 

何か手助けしようかと思っていると

さらに スライムは 気迫をもって

火をものにしようと躍起になっている

「 わかったよ 見守るよ 」

 

しばらく のたうち回るような感じが

ありつつも 時間が経っても

火に溶かされずにいるスライム

そうこうしているうちに

さらに時間が経ち スライムが

落ち着いていく

なんと このスライムは

火をものにした様な感じだ

火によって 見た目が少し変わる

多分 進化したのだろう

ステータスチェックしてみると

ファイアスライム とある

無茶するなと リスクを感じつつも

よくやったなと感心した

ファイアスライムも 何か誇らし気だ

 

ファイアスライム となったスライムは

火を少し扱えれる また

火の耐性も獲得したようだ

以前 デバフで攻撃と耐性を得たスライムと

同様な感じだな

進化や派生は 目を見張るものがあるな

 

スライムといえば

魔法に弱い さらにいえば 火には特に弱い

そんなイメージでいたが

これらのスライムたちは どうやら違うらしい

頼もしくもあるが 恐ろしくもなるな

魔法や火にも強いスライムがいる

魔法的スライムがいるのは いいかもしれない

デバフやバフ効果のスライムだけでなく

魔法スライムが 今後さらに

誕生するかもしれない

今回は 火に興味あるスライムがいたこと

運よく 上手く克服できたと

考えるべきだろう

ベーシックなスライムの個体差

リスクを乗り越える確率 など

様々な条件や運が重ならないと

今回の様には いかないだろうな

 

なんにせよ すごいスライムだ

「 ファイアスライム

 おめでとう 」

ファイアスライムは よろこんで

身体をふるわせて 応えている

まわりのスライムも

称讃しているように 動いている感じ

 

スライムたちのなかから

魔法に興味があったスライムたちが

さらに 寄ってきた

水 と 雷 の魔法を

浴びたいのかもしれない

「 覚悟はあるのかい? 」

両手を広げて 意志を確認する

「 眺めるのはいいけど

 ものにしたいのなら

 命を懸けて

 やってみるのもいい 」

 

魔法を見たいだけの

見るだけでいいスライムもいるし

もしかしたら ものにしたい

進化したいスライムもいるかもしれない

あとは スライム自身に任せる

そう思い 広げた両手から

ドシュ バチバチ と

それぞれに 小さいが

攻撃性のある 水と 雷

の魔法を出してみせる

 

見ているだけのスライムもいたが

飛び込んだスライムがいた

水に3匹 雷に2匹

私は 静かにその行く末を

見守るつもりだ



時間がしばらく経つ

結果は

水は 2匹生き残り進化した

1匹は水魔法のにやられてしまい 消えていく

雷は 1匹生き残り進化した

1匹は雷魔法にやられてしまい 消えていく

興味があり飛び込んでも

生き残るもの 敗れ去るもの がいた

水の魔法のリスクを乗り越えたスライムは

ウォータースライム

雷の魔法のリスクを乗り越えたスライムは

サンダースライム

となり進化した

これで ファイアスライム1匹

ウォータースライム2匹

サンダースライム1匹

やはり 個体差がある

進化にはそれなりのリスクがある

残ったベーシックなスライムも

今後 興味ある魔法が何かが

出てくる可能性がある

 

ひとまずは 進化を祝おう

「 進化した スライムたち

 おめでとう 」

進化したスライム それ以外の

進化しているスライムや

ベーシックなスライムたちは

ともに よろこんでいるように

身体をふるわせている

 

 


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