願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

闇の虹

二人の準備ができたようなので 行くことにする

次元眼が発動して ステータス機能の

別世界のフラッグマークに 意識を向ける

次元のチカラを発動させる

闇の虹のような 次元の幕が揺らめいている

オーロラのような 闇のうねりのような 

不気味なようで 蠱惑な雰囲気が 感じられるカーテン幕がある

あれ 以前はこんなこと無かったなと思いつつ

まるで別人のように 

「行くぞ」

二人をリードして 次元カーテンに入っていく

眼前には 別世界が広がっていた

続いて ユリィーがくる

パーティ機能がどうなるのかと気になったので

チラチラ見つつだったが 問題なく来れたようだ

「よかった 無事来れたね ユリィー」

「マスターについていきます」

私は首肯して 聖導師いるかいと念話で話しかける

ん 返事がない いつもなら 結構反応早い方なのだが

そういえば最初の時か何かで 返事がないことがあったな

ちょっとした 遅れがあったとき あれと似ている

でも大丈夫でしょ多分 気持ち楽観的にいよう

待っているぞ聖導師と 呼びかけておいた

次元カーテンは 消え去っている

「ユリィー 聖導師は後から来るだろう」

「イエス マスター」

変に心配していなさそうだ

「それと何か体調の変化はあるかい」

念のため 聞いて確かめてみる

「マスター これといって変化はありません」

「よかった」

ステータス確認でも 大丈夫そうだ うん

それでは 眼前の世界を見てみますか