願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

ユニークコマンド

鍛練場 剣を振る訓練

ユリィーは静かに見ている

一人で剣を振るより 剣を交える相手がいればとは

思っているが 彼女には無理かなと考えてみる

聖導師 ユリィーを相手になさるのは可能です

本当か 物理的スペックはよいとしても なぁ

聖導師 ユリィーならば 知能をつけるときに 可能となるオプションを

備えさせておりますので マイロードのスキルを 

ポートアクセスできるかと思われます

そんなことしてたのか 個性の拡張 特殊ユニークの一種といったところか

可能か ではやってみようか

「ユリィー こっちへ 今から 君に剣術を与えようと思う」

「はい マスター」

私は彼女の顔に手を添えて額と額をつけ 

次元眼を転写させる

私の中の 剣スキルレベル99を 彼女へと イン&エクスポートする

彼女は 剣スキルレベル99 オートも99 

私と訓練するときは少し上レベルに調整 完了設定する

よし 

エネルギーを練って 2本の簡素な模擬片手剣をつくり 彼女に1本渡す

「さぁ 訓練をはじめよう」

ユリィーと剣を交える

強い 私が弱いのもあるが 調整はうまくいっている

ユリィーから 戸惑いの声が漏れそうだったか

「大丈夫だ 続けよう」というと

彼女はキッと 気持ちを切り替え 打ち込んできた