願いと紡ぐ 君の物語 * Love, Adventure, Survival, Education, Kizuna, Wish. 言葉と愛する 魔法と生きる 詞と生きる

ゆっくりと深い呼吸

景色を見ていたいのだけど

ログ関係が さっきからロールスピードが速いよ

いろいろ取得したり 情報が追加や記録のことなどがいっぱいなんだろうなぁ

そういえば呼吸ってどうなんだろう

最初の場所だってそうだ どうなんだろう

聖導師は姿がない声だけの存在だし

ユリィーには呼吸機能は無かったと思う

じゃあ私はどうなっているんだろう またもや不思議だ

あとで聖導師に聞いたりして解明してみよう

とりあえず 自分たちの周辺をざっくりみて

脅威がないか安全かを視認してみる 異状なさそうだね

「ユリィー 異状無さそうだけど 警戒と守護を頼めるかい」

「イエス マスター 専守防衛に務めます」

「しばらく情報収集するから お願いね」

気持ちを 複数のウィンドウ展開に集中する

全マップ 検索 探査 情報精査 関連ログの洗い出し

座標 次元城モニタリング 各種フィルタリング機能 

併せて 次元眼での確認

情報を集めて いくつかの解析結果と 並列思考の演算報告書

この世界用の情報を 簡潔に記したフォルダに納める

あとは 聖導師の情報を追加することも忘れないように と

「ユリィー ここは地球のようなところだね」

「ちきゅう ですか」

ああ そりゃそうだ 地球がわかんないよな

文字魔法で 吹き出しに 地球と漢字を表記させて見せる

言語自体は理解できても 地球の情報はそこまでじゃなかった

まぁ無理もないね

「ごめんごめん 地球というか 似通っているってだけだから」

いやでも 本当に似ている まるで日本だな

深くは考えるのは あとでもいい

今はただ深呼吸 新鮮な空気を ゆっくり味わいましょう